娯楽の基本書

東京大学大学院法学政治学研究科在学中。司法試験、予備試験、ロー入試攻略サイト(途上)。

2020-06-08から1日間の記事一覧

慶応2015商法

第1.設問1 1.事前の措置について 本件では、XはAに代わってY社の経営に当たることを決意しており、Aは株主総会で「取締役」(会社法329条1項)に選任してもらう必要がある。もっとも、丙性26年6月27日のY社の株主総会では現在の取締役5名選任…

慶応2015憲法

1.表示法4条、5条、15条は事業者がPP、PIによる広告放送をする自由(憲法(以下略)21条)を侵害し、違憲とならないか。 (1)「表現」とは、内心の外部への表出である。事業者が自己の商品を売りたいと考えた場合に、番組に商品を登場させることは…

慶応2015刑法

第1.Xの罪責 1.XがAに暴行をして財布を抜き取って車の方に引き返した行為に強盗罪(刑法236条1項)が成立しないかが問題となるが、「暴行」とは財物奪取に向けられた犯行抑圧程度の不法な有形力行使であるため、強姦に向けられた有形力行使である本…

慶応2015刑訴

第1.設問1 1.①の令状の「罪名」(刑事訴訟法(以下略)219条1項)欄には、出資法違反としか記載がなく、その記載の適法性が問題となる。 (1)219条1項の趣旨は、裁判官による実質的認定を確保し、無差別的な捜索・差押さえを防止する点にある…