娯楽の基本書

東京大学大学院法学政治学研究科在学中。司法試験、予備試験、ロー入試攻略サイト(途上)。

2020-06-07から1日間の記事一覧

慶応2014民法

第1.(1)について 1.AのCに対する所有権に基づく返還請求権としての動産引渡請求権は認められるか。請求原因は、①A所有、②C占有である。本件クレーンはAが所有している(①)。また、現在Cは本件クレーンの引渡しを受けて占有している(②)。よって、請…

慶応2014民訴

第1.問1 1.「Aが甲土地の所有者であったことは認める」との主張(以下、主張①)について (1)主張①は、裁判上の自白(民事訴訟法(以下略)179条1項)といえないか。 ア、裁判上の自白とは、①口頭弁論又は弁論準備手続における、②相手方の主張と…

慶応2014商法

第1.設問1 1.本件では、Aは甲社の「代表取締役」(会社法349条4項)であるため、本件取締役会の際、「取締役」(368条1項)であるCに対して、通知を発するべきだった。それにもかかわらず本件では、AはCに対して招集通知を発しておらず、本件取…

慶応2014憲法

1.本件不許可処分はXの取材の自由(憲法(以下略)21条1項)を侵害し、違憲とならないか。 (1)報道機関の報道は、民主主義社会において、国民が国政に関与するにつき、重要な判断資料を提供し、国民の知る権利に奉仕するものである。よって、報道の…

慶応2014刑法

1.甲が新聞3冊を持ち去った行為について、窃盗罪(刑法235条)が成立しないか。 (1)新聞3冊はS駅の効果ホーム上の売店の所有物であり、「他人の物」といえる。 (2)「窃取」とは、占有者の意思に反し、財物を自己または第三者の占有に移すことをい…

慶応2014刑訴

第1.①について 1.本件では、確かに乙は手ぶらであり被害品のかばんや靴やその中身を所持していなかったため、一般人の可能性もある。しかし、黒のヘルメット、水色のスクーターという乙身に着け又は乗っていたものは通報によるひったくり犯のものと類似…